今月の言葉。
「大丈夫。まだ慌てるような時間じゃぁない。」
―湘北vs綾南のバスケ練習試合で、対戦相手の湘北から追いつかれそうになった時、綾南のエース仙道が言った言葉。―
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水道哲学
水のように電気機器を溢れかえらせ、貧をなくしましょうという哲学です。
このことを思ったのは、荷車を引いていた人が知らない人の家の蛇口をひねり水を飲んだとこからヒントを得ました。
他人のものを勝手に取ってはいけません。これは常識です。でも、水になると誰も文句を言ったり非難したりしません。なぜなら、お水の価値が低いからです。
松下幸之助はこの事からお水のように溢れかえらせば、価値が下がり欲しいのに買えない、そうした貧しい人を減らせると考えたのです。これを水道哲学と言います。これを使命としました。そうすることで勇気が湧いてくるのだそうです。
正直な報道
ある日、松下幸之助が若い新聞記者から批判してくれとお願いされたときのお話。
昭和38年から新聞は変わらないのですね。新聞「まず記者に対して忠告なり、批判なりがありますか」
松下「私は記者に対しては、いろいろ意見があるけれども、大切なことは、素直な心で取材せねばいけないと思う」
新聞「素直な心とはどういうことですか」
松下「それは私心のない心である。今の新聞記者は、どうも私心をたくましくして取材している。それは一面にはまた社会を益していることもあるかもしれないが、非常に社会を毒しているものがある。それはまわりまわって、やはり新聞社なり記者その人に返ってくる。
というのは世間はそんなにバカじゃない。一時はごまかされても、あの新聞社は正直な報道はしない。一つの出来事を曲解して、自分の意志を入れて報道している。あの新聞は信用できんな、ということになる。
だから、その新聞は一時栄えても、永遠には栄えないと思う。それは結局失敗ということだ。そういうことをしないように、私心を捨てて、正直に白は白として報道する。それが私がまず第一に新聞記者に望むところだ」
新聞「たしかにそれはそのとおりです。しかしそれだけでは記事が面白く無いでしょう」
松下「問題はそこにある。白いものを白としておもしろく読ますところに、新聞記者としての技能がある。白いものを黒くして面白く書いてみたり、黄色に報道して面白くしたりすることは、確かに面白いかも知れないけれども、それはねつ造になってしまう。真実性がなくなる。
真実性を失わずして、面白く読ますということは、文才もいるだろうし、また取材の仕方もあるだろうし、そこに新聞記者の手腕、力量というものがあるのだ」
また、別の記者とのお話。
記者「松下さん、あなたのいうPHP(Peace and Happiness through Prosperity)の世の中になったら、罪人なんかなくなるでしょうな」
松下「そんなことはない。罪人はなくならないよ」
記者「それだったらなんにもならんじゃありませんか。罪人がなくならんというのだったら、あなたのPHPの思想もあんまり感心しませんね」
松下「いや、それでいいんだ。ちゃんと善悪調和がとれているのだ」
松下幸之助は悪を絶無することは考えないそうです。
悪を生かす。そうすると、善はさらに生きてくる。そう考えると、悪また憎むべからず、悪は悪として保護しなければならぬかもしれない。というのは、悪は絶無にすることは不可能である。人間というものは、そういう本質を持っているのだから…。それを我々人間は悪をなくそうとする。なくせばかえって困ることになるかもしれない。適量の存在があって、はじめて調和するものである。
と綴られてました。(一部改変。塩を例えに出すくだり)。
才能をのばす習性
才能を伸ばす習性について松下幸之助はこのように考えているそうです。
「しかしなんといっても、若いあいだに勤勉努力の習性を身につけておかなくてはいけないと思う。習性というものは恐ろしいもので、怠ける習性と勤勉の習性があるけれども、これはちょっとやそっとで消えないものである。また年をとってから、怠け者に勤勉になれといってみても、そう簡単になれるものではない。若いときにみにつけることが大事である。この習性をつけられた人は、年取ってからも勤勉の習性が身についているから、あらゆることに対して勤勉努力家である。その人は自分を勤勉努力家とは思わなくとも、その人のすることが自然にそうなっているのである。これはその人に取って、大変な財産であり、力であると思う。」
ちなみに、この習性を与えるのは大人の役割なのだそうです。
もし子どもが迷っていたら、松下幸之助はこのような話をするだろうなぁ、と書いてありました。
「ただ、しっかりやらないかんというだけでは足りないと思う。やはり人事を尽くして天命を待つというような話をしたいと思う。しかしあまりやかましくいって、ノイローゼになっても困るから、思うようにやれ、しかし成果は店名を待とうやないか、決して心配するな、人間できるだけの努力をすれば、必ず報われる、というような話をすると思う」
★★★
松下幸之助の本を初めて読みましたが、話し方が職人気質のような気がしました。もっと、お上品で高貴なイメージを持ってました。でも、こっちのほうが人間らしく好きです。非常に魅力あふれる人物だと思いました。昔のDVDとか無いかなぁ。
それでは、また。
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2011-12-19 │ 経営学の本 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit

