[感想] 『働き方-「なぜ働くのか」、「いかに働くのか」』 稲盛和夫著 - 読書の花道。

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[感想] 『働き方-「なぜ働くのか」、「いかに働くのか」』 稲盛和夫著 はてなブックマークに追加

これまた愛聴している新刊ラジオの影響で読んでみました。

稲盛和夫さんの本です。

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」
(2009/04/02)
稲盛和夫

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稲盛和夫さんについて、軽くご紹介しますと

最近ではJALの再建最高責任者として名前を聞いた事がある人もいるかと思いますが、経済界では超がつくほど有名な人です。

携帯電話の京セラは聞いた事あると思いますが、その創立者がなんとこの稲盛和夫さんなのだそうです。

今では、KDDIやauなどの方が有名ですが、京セラの本業はセラミックスという製品の製造です。

本社は京都にあるので京都セラミックス、略して京セラですね。

セラミックスとは何なのかよく分からなかったのですが、何でも粘土を焼いた物なのだそうです。
陶磁器みたいな。

それを半導体でも使えるようにして世に出したのが京セラでしょう、多分。

経営者としても凄い人なのですが、それ以上に人としてもすごく尊敬出来る人、と言うことをよく聞きます。

そんな稲盛和夫さんが書いた本を今回読んでみました。

読んでみた感想はと言うと、恐ろしくモチベーションが上がると言う印象を受けました。

働き方に意味を見出したい方には必見です。

仕事に行き詰まった時に読み返してみると、やる気がみなぎってきそうです。

実際、ろぐすけは有給休暇中に読んだのですが、

今すぐはたらきてー!!

という気分にさせてくれました。

内容は、論理的に主張すると言うよりも、稲盛和夫さんがこれまで体験してきた事を、エピソードを交えて解説する形になっています。

どちらかと言うと、精神論、根性論になるのですが、それを心の奥底に訴えかけるその熱意には圧倒されました。

例えば、商品を愛せとか、神に祈れとか、愚直に真面目にとか、精神論が多いです。
しかし、それがなぜか心に響きます。

まだ稲盛和夫さんの本を読んだ事無い人なら、ぜひ一度手に取って見る事をオススメします。

では恒例のろぐすけメモーンです。
ろぐすけメモーンとは、ろぐすけが気になった箇所を、ろぐすけの感想を交えて紹介するコーナーです。

今決めました。

ではどうぞ。

「労働は苦役である。」


よく、ヨーロッパの人は夏休みが多いだの、残業が少ないだのとよく聞きます。
これは宗教の違いが影響しているそうです。

ヨーロッパの社会はキリスト教の思想が根づいています。

キリスト教の教えでは働く行いが罰とされているそうです。

ですから働く時間が少ないんだと。

一方、日本では昔から仕事に没頭し何かを極めようとする事が美徳と考えられているので、労働に時間を掛けることは変じゃないんですって。

ただ、最近は西洋文化が浸透しているので、この仕事に没頭する事カッコワルイ、という風潮があるんだとか。

ホワイトカラー(残業代の廃止)が出たのもその一環かな。

ちなみに、ろぐすけも労働時間は少ない方がヤッホーなので、西洋かぶれかもしんないです。グスン。


「愚直に、真面目に、地道に、誠実に」働け


人間の108ある煩悩のうち、「欲望」「怒り」「愚痴」をお釈迦様は3毒と呼び、人間を誤った行動に導く諸悪の根源とされているそうです。

で、これは誰もが持っているし、人間の本能であるから消せませんと。

でも、薄めることはできます。

それが一生懸命に「働くこと」なのだそうです。

よく精進せよ、という言葉を聞きますが、これは釈迦様が定めた悟りをひらく修行の一つで、懸命に働くことなのだそうです。

鏡に映る自分への言葉


稲盛和夫氏は、おごり高ぶり、慢心といった悪い思いを行ったとき、すぐに反省するよう若い頃から心がけているそうです。

その方法として、家に帰ってから洗面所の鏡に向かい

「バカモンが!」
と、自分を厳しく叱りつけるのですって。
すると続いて
「神様、ごめんなさい」
という反省の言葉が口をついて出てくるのですって。

こんな自分に厳しい人、知りません。

きっと、二度寝とかしないのでしょう。

研究開発率100%


京セラでは、手がけた研究開発の成功率はどれくらいですか?」
講演会でこのような質問が飛んだそうです。

すると稲盛氏はこう答えたそうです。
京セラでは、手がけた研究開発は100%成功させます。」

この答えにすぐさま反論が返ってきました。
「研究開発の成功率が100%といった、そんなバカなことはあり得ない」
と。

すると稲盛氏はこう返しました。
「京セラでは、研究開発は成功するまでやり続けますので、失敗に終わるということがないのです。」
この答えに、会場からは失笑がもれたそうです。
しかし稲盛氏は本気でした。
このような信念があるから、今の京セラがあると言います。

この質問した人はこう返せば良かったんじゃないかな。

「では、研究開発の達成率はどれくらいですか?」

下請けイジメのおかげ


京セラが松下電器の下請けだった頃(今もなのかな)。
松下電気からの要求が日に日に大きくなってきた事があったそうです。

特に値段については、毎年大幅な値下げ交渉があったそうです。
それはもう、下請けイジメと言っていいほどに。

稲盛氏もあまりの厳しさに購買担当とケンカしたこともあったそうです。

しかし、何とか頑張って松下電器が出す要求をクリアして行き、ある日海外に輸出することになりました。
その時気づきました。

京セラが出す製品の圧倒的秀逸さに。
価格、品質ともに段違いだったそうです。

まさに松下電器の要求に答えてきたおかげと心から感謝したそうです。

ちなみに、下請けイジメだー!と騒いでいた松下電器の他の下請けはと言うと、倒産とかしていたりするそうです。

ええ話だなー。

でも中小企業は大事にして欲しいです。
ただ、努力しない企業も困ります。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する


本書で一番好きな内容です。これ。

稲盛氏は、困難が予想される新しい事業を進めるにあたって、あえて「おっちょこちょいな人間」を起用することが良くあったそうです。

少しばかり単細胞でおっちょこちょいではあっても、「それはおもしろい、ぜひやりましょう!」おt無邪気に賛意を示して,その場ですぐに腕まくりでもしてくれるような人間に新しい仕事のリーダー役を任せることが多く会ったそうです。

これは、頭がいい人には悲観論者が多いからなのだそうです。
頭が良すぎるから、良く先のことが見えて、実行する前からものごとの可否がおおよそ判断出来てしまいます。
したがって、新しいアイデアについても「それは無理だ」とか「実現の可能性が低い」といったネガティブな判断をくだしがちです。

一方、楽観論者はその反対で、先の見通しには暗いけど前へ進もうとする馬力はあります。だから、楽観論者に牽引役を任せるのだそうです。

ただ、具体的な計画をその楽観論者に任せるのは危険です。

そこで、先程の悲観論者を副官につけて、あらゆるリスクについて行動計画を立ててもらいます。

しかし、いざ行動に移そうとなると、悲観論者だと予想される困難や障害を前に実行しようという勇気が湧いてきません。

そこで、再び楽観論に戻って思い切って行動するようにするのですって。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。

これ、使えます。
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