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これ。
隠蔽捜査 (新潮文庫)隠蔽捜査 (新潮文庫)
(2008/01/29)
今野 敏

商品詳細を見る


オレが警察もの小説を読むきっかけとなった作品。

良く行く本屋さんで、新潮文庫のお勧めランキング6位くらいに
入っていたので何気なく買った。そして読んだ。結果はまった。

ストーリーはこんな感じ。

竜崎っていう東大卒のキャリア官僚が主人公。

こいつは合理的な考えと法律や警察規定などの原理に基づいた
信念を持っており、融通が利かない。

そのため、周りから変人扱いされている。

そりゃそうだ、裏取引とか賄賂とかまったくペケな性格なのである。

そんな時、ある事件が起きました。
なんか出所したてての人間が警察官に殺されたっぽい。
そして息子が薬物しているっぽい。

ここからタイトルどおり、隠蔽作戦が開始される。
隠蔽とか大っ嫌いな竜崎と、それをもみ消そうとする
警察本部との戦いが始まろうとしている。



良くある小が大を倒すというストーリーと違うのは、
竜崎のポジションが大と言うことである。
そのため、大の大人の戦いが楽しめる。

最初は竜崎ってなんだよ、まんどくせーなー、あたまかてーなー
くらいにしか思っていなかったんだけど、最後の方は竜崎にベタ惚れ。
何がすごいって、竜崎の言動が。

竜崎本当に頭が良い。
オレ本読むとき、自分ならこう返すかなー、とか考えながら読むんだけど、
お茶を濁すような切り替えしや、的外れな回答になってしまうだなこれが。

例えば以下のような記事。

これは竜崎と新聞記者の福本との会話の一部である。
状況は、現役の警官が任意同行を受けた時。
竜崎がオレ。オレが竜崎。

福本「今回の事件に付いての世論は複雑だ。犯人について、
   正義の味方のような言い方をする者も少なくない。」



オレ「言いたい奴には言わせておけば良いでしょう。」



ふっ。決まった。ここはスルーするのが一番。
そんな言い分相手にするまでも無いわ!
竜崎「どんな事情があれ、殺人犯が正義の味方である
   はずがありません。」


おうっ!福本真っ向否定か!
オレ、スルーしたのにここは否定したほうが警官
として適切な回答って事か!

確かに、スルーしたら殺人者=正義の味方も已む無しと認めたと
受け取られるかも。

続けて福本。

福本「あんたは、いつもそうやってたてまえばかり言う!」


オレ「たてまえではありません。それが警察と言うものです。」


うむ。今度こそ決まった。警察代表のセリフとしては100点でしょう。
良く知らないけど。


竜崎「たてまえというより、原則です。
   どんな犯罪者も法によって裁かれなければならない。
   法を逸脱した方法で裁こうとするのは許されないのです。」


なんと!
原則と来ましたか!

オレ警察代表としての発言だったけど、ここは自分の考えを
言ったほうが良いのですか!

なんてこった。。。それから福本。


福本「その法律が、社会の実情にすでに合わなくなっているの
   かもしれない。」

オレ「確かに法律も完璧ではありません。しかし世の中には
   秩序が必要です。
   秩序が無ければ世の中はもっとひどい事になります。
   それが分からないあなたでも無いでしょう。」


愚昧が!
法律なんて人間が人間のために都合よく作ったんだから、
完璧なわけねーだろぉー!

これでぐうの音も出まい。さてさて竜崎ちゃんは?

竜崎「法を改正するのは、国会の役割です。」



なんどすと!
なぜここで国会が出てきたのですか!?

・・・・・。

なるほど、法の不備を竜崎に言われてもどうしようも無い、
ってことですね。

つまり本筋と関係の無い議論だったので国会に振ったと。
じゃぁ、まじめに答えようとしたオレはバカですか。

と、こんな感じで竜崎の論理は100点なのです。
これを0.2秒で考えて回答するなんてすご!

やっぱ名前が良いのかな、竜崎って名前に頭弱い人いないしね。
#って竜崎って名乗る人、二人しか知らないけど。
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