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2010年 5月発行の日経アソシエにて、「今、読むべき本」というコーナーがありました。

その中で、京大生や東大生に最も読まれている本が紹介されていました。

それがこちらの本です。
思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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なんとびっくり、こちらの本は1983年に書かれた本だそうです。

今から、27年も前のこと。まだWindowsも無い時代とは驚き。

しかしながら、著者はその頃から将来、知的生産技術を予言されていました。

コンピュータと人との役割分担は、こうですよー、みたいな。

確かドラッガー先生も「プロフェッショナルの条件」で同じようなことを書かれていました。

天才というか頭の良い人は同じ結論にたどり着くのかな。


また、著者は生徒から論文が書けない相談を良くされたそうです。

一体何を書いたらいいのか、と。

その時思ったそうです。

みんなそんな事で悩んでいるんだなー、と。

そこで、考えるとはどういうことか、毎日どのように生活しすれば創造的に生きられるのか書籍化しようということで生まれたのがこちらの本ということでした。

なお、あとがきにも書かれていましたがこちらの本はハウツウ本というわけではないとのこと。

日本人は、考える事をあまり教育されずに大人になるので人それぞれの思考を整理する方法があります。

でも、自分でその方法を説明しろと言われても、無意識でやっていたりすることなので、人に説明なんて難しいです。

じゃぁどうすれば自分の思考方法が分かるかと言うと、人の思考方法に触れればよいのですって。

そこで、著者はこんな風に考えているんだよー、という本を出すことで、みなさんに刺激を与えれば、と言う言葉で結ばれていました。

では、本書の紹介。

グライダーとは


読み始めるといきなり「グライダー」というタイトルの章が始まります。

最初は何のことか分からいませんでしたが、これは学生のことを指し示すそうです。

学生は自分ではまだ飛び立てないグライダーなんだそうです。

先生などの教育者の補助があり始めて飛べるような。

また、日本の教育では独学で知識を得なくても、学校にいけば向こうから勝手に知識を届けてくれます。

グライダーという言葉、ちょくちょく出てくるので覚えておいたほうが良いです。

昔の塾や道場の場合


入門してもすぐに技術や勉学を教えたりしないそうです。

最初は薪割りとか雑用をやらせるそうな。

そうすることで、学習への飢えを与えるのですね。

そういう状態にしてから初めて教えるそうです。

それでも、すべて教えるわけではないとのこと。

例えば秘術とかは全員に教えるわけじゃない。

師匠は秘術を隠し、弟子はなんとか盗もうとする。

そういう何とか知識を得ろうとする弟子の姿勢が、学習方法を向上させるとありました。

昔の人はこうやって吸収力を上げていたのですね。

メモをとっちゃダメ


話を聞く時メモを取る人がいると思います。

メモをとりながら話を聞く人は良いけど、余り上手ではない人はとらない方が良いとありました。

その理由は、メモを取るとその間は人の話を聞けないから。

その結果、話しの流れがわからなくなり大切な情報を見逃してしまいますと。

じゃぁどうすれば良いのかというと、メモをとらずに真剣に聞け、と。

話の内容を覚えようと必死こいて聞けとありました。

人は、興味のあることは忘れないそうです。

ですから、とにかく真剣に聞けば自分にとって大切な情報などは記憶に残るそうです。

もっと脳みそを信じましょうと。

思考の整理とはいかに忘れるかに尽きる


たくさん情報を詰め込んで覚えているのもいかがなものかと。

そういう情報はメモとかに書いて一旦忘れてしまった方が宜しい。

で、発酵させてからその思考を読み返してみると、いろんな発見があるそうです。

ですから、成熟した思考は吐き出して忘れちまえ!

んで、後から読み返しちまえ!

とういう事らしいです。

友人の素質


友には褒めてくれる人が良いそうです。

例えば、自分がちょっと良いかな、て思ったアイデアがあったとしましょう。

それを友人に話ます。

ここで、賢い友人に話したとすると、出るわ出るわの問題点。

そんな事を聞いたら、このアイデアはだめだな、って思うでしょう。

でも、ここで褒めてくれる友人がいるとそれだけで、もっと頑張ろうと思ってしまいます。

僕たちの頭はお調子者のようで、褒められると勢いづくそうです。

その結果、ちょっとしたアイデアがスゴイアイデアに化けることもあるとか。

そんな感じでアイデアを成長させるには褒め上手の友人が良いとありました。

ちなみにこれは「ピグマリオン効果」というそうです。

ある人が、実験を行ないました。

40人の生徒をグループAとBの半分に分けて、テストをさせます。

グループAには採点した答案を返します。

グループBには採点した答案を返さずに、教師が一人一人読んでテストの成績は良かったと告げます。

もちろんデタラメで。

これを何度か繰り返して、最後に全員の点数を比べてみました。

すると、褒めたグループBの方が平均点高かったそうです。

人は快感を求める動物ですからね。

問題点を指摘されるより、ホメられた方が快感ですよ。

で、今度もあの快感欲しい、だから勉強する。

勉強すると成績が伸びる。

きっとこういう事なんじゃないかな。

あ、これろぐすけの感想ね。

ちなみに、見え透いたお世辞のような言葉を聞いてどうするのかと。

真実に直面せよ、と。

そういう勇ましいことを言う人もいるかもしれないが、それは超人的な勇者でしょうと。

平凡な人間は、見えすいたことばでもホメられれば力づけられる。

お世辞だとわかっていても、いい気持になる。

それが人情なのではなかろうか、と。

インブリーディング


と言う言葉をご存知でしょうか。

同系繁殖、近親交配、近親結婚の事なのだそうです。

では、法律で近しい人の結婚を禁止している理由をご存知でしょうか。

それは、近親結婚で生まれた子供は遺伝子上の問題を起こすからなのだそうです。

ニワトリでも同じ親から生まれたもの同士を交配しつづけていると、たちまち、劣性になって、卵もうまなければ、体も小さくて、弱々しいものになってしまいます。

人類も同じことで,弱くならないように近しい人の結婚をみとめていないわけですね。

ちなみに、これは企業体系にも同じことが言えるそうです。

同族で占める企業は、弱体化を呼ぶそうです。

ですから、昔の商家では、代々養子を迎えて新しい血を入れるようにしていたのですって。

知らないこと多いなー、と思いました。

世の中は広いです、と言ってみたり。

★★★

今回の本、かなり楽しめました。

かなり昔に書かれた本であるにもかかわらず、その考え方について、考えさせられました(?)。

ただ、ロングセラーになってる理由は分かりませんでした。

代々受け継がれているのでしょうかね。

それでは、また。
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