[感想]「武士猿(ブサーザールー)」今野敏著 - 読書の花道。

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[感想]「武士猿(ブサーザールー)」今野敏著 はてなブックマークに追加

武士猿武士猿
(2009/05/26)
今野 敏

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本の紹介
 ̄ ̄ ̄ ̄

手(ティー)という武道を日本の本土(本州)と世界に知らせるために奮闘した、本部朝基(もとぶちょうき)という実在した人物の生涯を描いた作品です。

手(ティー)とは沖縄唐手の原点とも言える武道で、当時はこれが主流だったようです。

この本部朝基の人生はまさに戦いの連続で、いつでも誰とでも戦います。

その戦いの歴史が10代の頃から68歳まで描かれていました。

10代から30代ころまでは、修行編。

40代後半から68歳までは飛翔篇。

ストーリー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

時は廃藩置県後の沖縄。
西暦で言うと明治4年(1871)。

ここに琉球王族の三男坊、本部朝基がいます。

本部朝基の家は裕福なので子供の頃から手(ティー)という武術を達人から習っていました。
(普通の人はお金ないのでそんな事できないらしいです)

しかしひょんな事から、掛け試しと呼ばれる、路上での決闘をすることになりました。

掛け試しでは、路上で出会った同じく手をやってそうな人に対して、

「立つか」

と聞くのが約束っぽいです。

相手が乗ってきたら、戦闘開始。

手同士で色々やりあい、参ったした方が負けです。

この掛け合いを10代の時に初めてしました。

最初のお相手は、本部朝基の同門の二人。

そう、なんと二人同時に相手します。

初めて掛け試しをする本部は膝ガクガクのブルブル、汗ダラダラ。

しかし、相手は同門で、本部朝基は王族の血をひくので、相手は身分の違いから戦いを拒否しますが、何とかねだって戦闘開始。

相手は当然ナメてかかってきます。

どうせボンボンだろうと。

ですが、そんな気持ちとは裏腹に本部朝基は一人を簡単に倒します。

そこから相手も本気になり、本気同士の戦闘開始。

その本気相手の敵を倒し、一躍本部朝基の名前は有名になるのでした。

そこからは連勝街道まっしぐら。

掛け試しをして勝ち続けることで、いつしか誰も相手してくれなくなるようにまで強くなりました。

少し天狗になってきた本部朝基を待ち受けていたのは、同門の使い手。

本部朝基は彼から大事なことを教わるのでした。

感想
 ̄ ̄

実はこちらの本、全く違う予想をして借りました。

この本の作者は、ご自分でも空手道場を持つほどの腕前である今野敏。

今野敏の本は、外せないなと思い勢いで借りたの。

読む前、内容はフィクションで伝説の空手家が沖縄から本土にうつり、のし上がるという、爽快で明快なストーリーを予想しておりました。

ですが、読んでいくうちに、あれ?なんか変だぞ、と思ってきました。

読者の期待通りに事が進まないのです。

こういう展開だったらハッピーなのに、とか、

幼少の頃に出てきた謎のキャラは布石で、あとから再登場するんでしょ?と思ったら、全く影も形も出てこなかったり、とか。

そういう、事実を描いている雰囲気の内容ということが途中から分かってきました。

しかし、一番の見所である50代からのストーリーでは、現実離れの内容が出ててやっぱりフィクションかも、と思い始めました。

読み終わったあともイマイチ分からないので、グーグル先生に聞いてみる。

あれま、実在する人物じゃありませんか。

しかも空手界では超有名な人らしいです。

全く知らんかった…。

それにしても、50代からの後半は本当に面白かった!

何が面白いって、本部朝基と向かい合う敵は、最初なめてかかってくるのだけど、そこを圧倒するところ。

50代のおっさんが何いきがっとんねん。

ゴメンナサイ。

の流れが秀逸でした。

戦闘シーンでは、文字だけなので、いったいどんな状況なのか、妄想が追いつかないのですが、それでもやっぱり迫力ありました。

さすが今野敏大先生です。

残念だったのは、沖縄の言葉とか難しい名前とかたくさん出てくるところです。
そのため憶え切れずに、話に入り込めないこともしばしばありました。

やはり漢字は難しいですね。

それでは、また。
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