[感想]「プリズン・トリック」 遠藤武文著 - 読書の花道。

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プリズン・トリックプリズン・トリック
(2009/08/07)
遠藤 武文

商品詳細を見る

「プリズン」という名前につられて借りました。

「プリズン」

「プリズンブレイク」

「プリズンブレイク好き。」

「マイケル・スコフィールドも好き」
マイケル・スコフィールド

「マイケル・スコフィールドの声優さんももっと好き」

「浜崎あゆみにプリズンブレイクネタをツィートしたけど返信が無いことは内緒」

という感じ。



帯のこの見出しにもそそられました。

「刑務所内で起きた密室殺人」



何となく面白そうな予感!

また、第55回 江戸川乱歩賞受賞の本作品、東野圭吾もこのように絶賛しているみたい。

「乱歩賞史上最高のトリックだ。」



とね。

それから、各選考委員も選評でこのように口を揃えている。

「志の高さに全米が泣いた。」



いや、「全米が泣いた」はウソだけど志の高さが本作品の売りらしい。

帯にはこのような挑戦的な言葉が並ぶ。

「あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。」
「そして必ず、二度読む。」



何だと?

二度読むの?

誰が?

ベジータが?
41.jpg

違う?じゃぁ誰?

え?オレ?

イヤイヤイヤ、読まない、読まない。


いよぅし、分かった。

どれいっちょ読んでみようかね。

という感じで読書を開始しました。

ちょっと待っててね。

★★★

読みました。

まずは、本作品の紹介。

石坂満という交通事故の加害者が、服役していた刑務所内で殺された。

状況は完全な密室状態。

現場には、同じく囚人の宮崎春雄が犯人と臭わせる置き手紙が。

序盤からこのような設定で始まる。
  犯人 :宮崎春雄
  被害者:石坂満

追うのは警視正キャリアの武田。
とその他の刑事。

もうすぐ異動で出世する予定の武田はこの事件をこのように予感した。

「この事件は解決できない」


さて、犯人はどのようにして石坂満を殺害したのだろうか?


そして感想。

本作品は2つの伝えたいことがあるようです。

1つは殺人のトリックについて。

もう一つは交通事故死の加害者と被害者の思い。

加害者は償いと苦悩について。

被害者は交通事故によって失われたものと、加害者への思いについて。

そういったことが丁寧に描かれていました。

事件にはあまり絡んでこないのですが、交通事故の加害者である中島という青年が特に好印象です。

飲酒による交通事故、被害者の子供2人を死なせてしまった重罪と重責にどのように向き合い生きるのか。

そして、被害者との対面時にどのような考えを巡らせて言えるのか。

この辺が、とても印象深かったです。



続いてトリックについて。

ちょいとネタバレ注意ですよ。

まずトリックは見破れなかった。

基本、ろぐすけはどんなトリックも見破れないというスキルを持っているので、これはまぁ妥当な結果です。

次に、「二度読む」について。

二度読みませんでした。

ただ、「二度読む」可能性もありました。

それは、読み終わった後、真犯人の動機が分からなかったからです。

この本のラストは何と言うか、「すぅっぱぁぁーん」と切って落とすという表現が当てはまりそうな感じで終わります。

しかし、一回目でスミズミまで読まれた方以外では、この終わり方で納得される人は少ないと思います。

ろぐすけもそうでした。

ですが、真犯人が分かったところで、これまでその真犯人の動向を思い返してみると、「あぁ!なるほど、あっはっは!」と思うところがありました。


ここからは大胆ろぐすけの考えです。

これ以降は、犯人の名前と動機についてろぐすけ解釈がのってるのでまだ読まれていない人は絶対に読んじゃらめぇーーー!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓












まず黒幕は戸田。
相棒は宮崎春雄に轢き殺された女性の夫、村上君。

この二人が刑務所内で宮崎春雄を殺した犯人です。

あれ?宮崎春雄って犯人じゃなかったの?

そうです。

当初は犯人と思われていましたが、死亡した方が宮崎春雄だったのです。

顔とか指紋とか硫酸で消されてたので、身元をすぐに割り出せなかったのですね。

では犯人が石坂満かぁ?

って思うかもしれませんが、半分はずれ。

石坂満は、植物状態で寝たきり状態なのです。

じゃぁ石坂満って誰?

それは村上君なのです。

石坂満の代わりに村上君が入所したのですって。

どうも、検察とか警察とかの呼び出しの時にうまくすり替わったそうです。

替え玉囚人ってやつ?

で、宮崎春雄を殺したと。

殺したあとに外に逃げたと。

ピューって。

この密室殺人あたり、良く覚えていないし、感動も少なかったんだけどまぁ、そんなところらしいです。


まぁ村上君は奥さんの復讐ということで、殺人に及んだという動機は分かる。

戸田も村上君とその奥さんと仲良かったので、まぁそれも殺人の動機となるかもしんない。

でもね、最後にドラマが待ってました。

村上君の奥さん、宮崎の車に跳ねられて死亡しました。

その時、宮崎の車にはドライブレコーダーが搭載されていました。

このドライブレコーダーを見ると、なんと人影が写ってるぅ!!

良く見ると、村上君の奥さんを押している人が写ってるではありませんか!!

そしてこのドライブレコーダーを見た刑事の一言がこれ。

「なんだ、戸田か」

この言葉で、この小説は終了しています。

そうです!

村上君の奥さんを殺したのは戸田だったのです!

なんで?

と思わせるのが、この本の狙い。

二週目に突入させるために。

しかし、ろぐすけも読書を初めてベテランの域に達してます。

2年は経ちましょうか。

そんなろぐすけの目は節穴ではありません。

本書ではこのような村上君と奥さんの会話がありました。


奥さん「なにそれ?キモ」

村上君「何が?あ、これ?これ、戸田にもらったやつなんだ」

奥さん「そっかー、戸田君のかー。過去、ストーキングされてる時に同じようなものを送り付けられたから、キモって思ったよー」

※内容はうろ覚え。

ここです!

このストーキングです!!


きっと、戸田は奥さんのストーカーだったんです!

で、その思いが変な方向に行って殺人に及んだと。

ちなみに、他に殺された人物(元看守とか市長とか)が、なぜ殺されたのかは不明っす。

戸田になにかメリットがあったのでしょうが。

戸田とトマトの裏金問題の関係もよくわかりませんでした。

小説は奥がふかいぜ。

それでは、また。
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