[感想]「ベイジン 上・下」真山仁著 - 読書の花道。

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ベイジン〈上〉ベイジン〈上〉
(2008/07/18)
真山 仁

商品詳細を見る


ベイジン〈下〉ベイジン〈下〉
(2008/07/18)
真山 仁

商品詳細を見る


「ハゲタカ」、「バイアウト」でおなじみの真山仁博士の新作。
情報元はおなじみ新刊ラジオから。

新刊ラジオではディレクターが「興奮しすぎて泣きそうになった」と語って言います。

ハゲタカとかレッドゾーンが結構面白かったので、こんな紹介されたら読まずにはいられない。

内容は2008年の北京オリンピックに向けた巨大原発の開発のお話。
爆発すると朝鮮半島や日本がヤバいよぅ、というハラハラ感をうまくくすぐってます。

ということで、さっそく図書館で二冊を借りてきましたよ。
二冊合わせて700ページはあろうかという分厚さ。

これを本当に読むのかな?オレさん?

では、行ってまいります。

★★★

ただいま。
ベイジン(上・下)が終わりましたよ。
どっと疲れた。

<紹介させてくだちぃ。>

では、まずは内容の紹介から。

この本では3人の視点で描かれています。

一人は主人公の田島君
日本の原発開発において再考の技術を持つと言われる男。

一人は学耕(ドン・シュグン)ていう中国人。
この人は日本でいうところの公安警察、アメリカでいうとFBIみたいな。
国の中央に当たるところに属している。
地方に潜入して不正や腐敗を取り締まるのが仕事です。
ひょんな事から、原発の責任者に任命されました。

もう一人は楊麗静(ヤン・リーチン)
北京オリンピックの公式記録を撮影するために抜擢されたシンデレラガール。
もともとアメリカで活躍していて、あんまり中国は馴染まないという人。

この3人を中心に物語が進みます。

ストーリーを簡単に説明するとこんな感じ。

2008年08月08日の北京オリンピック開催と同時に世界最大の原発を運転したい。
でも、中国だけではムリ。
そこで、日本の世界最先端の原発開発企業と手を組む。
その原発開発企業の責任者として着任するのが技術責任者の田島。
そして中国側の責任者が。

さっそく開発しようとしたところで色んな問題が巻き起こる。
田島との確執。
国の違いによる衝突。
内部犯による備品の窃盗。
部品データの改ざん・捏造。
耐震性の脆弱性。

それ以上に問題なのは爆発した時のリスク。

この原発が爆発すると、北朝鮮では300万人、韓国では2500万人の死者が出る。
そして日本においては2800万人の死者が。

杜撰な管理体制の原発を一人の日本人が中国という大国相手に立ち向かう。



<オモシロ・・・あぁ、残念。>

では感想をば。

面白い。
但しラストは受け入れられない、でした。

ベイジン(上)は、各登場人物と中国の紹介が中心でした。
ベイジン(下)は、原発運行と手に汗握るライマックス部分。

これは映画化しても良いくらいのレベル・完成度だと思います。
しかし、ラストはやっぱり頂けない。不完全燃焼です。

クライマックス部分は、一番の見所。
ハラハラドキドキ。
活字からでも現場の過酷さや激アツさがイメージとして伝わってくる内容。
しかし、この面白さは最初から読まないと分からないかも。
クライマックスは残り100ページくらいから始まるのですが、いきなりここだけを読んでもあまり感情移入できない。
これまでの数々の問題、衝突、災害などを読んだからこそ、ラストの激動の凄まじさと切なさが伝わる。
頑張って読まれたし。

ところで、この本では中国について様々な文化や考え方などが紹介されてました。
その中でも、何度も出てきたのが賄賂の問題。
まるで三国志に出てくるような、荒れた地方で悪性政治を働くような腹黒いやつらがたくさん出てきます。
人を信用してはやってけない。
後ろ盾や相手の弱みを握らないと、簡単に裏切られる。
そんな国という印象を受けました。
あ、これ政治の話ね。

<中国オモロー>
でも最後に思ったのは中国っておもろいなー、ってこと。
メンツを大事にする反面、義理は果たすし一旦信用したらあとはもう家族同然なところとか。
日本は嫌いだけど日本人は好きなところとか。
さらに、能力より生まれが優先されるようなメチャクチャな政治でどうしてここまで巨大な経済を構築できたのだろう、とか。

劉備みたいな人が国家主席にならないかな。

あとそうだ、この本のタイトルのベイジンってどういう意味か気になったので調べてみました。
そしたら納得、「北京」って意味なのだそうです。
北京を英語に直すとBeijing(ベイジン)だから、ベイジンだとか。

いじょ。
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