[面白い★★★☆☆] 「オーディンの鴉」福田和代著 - 読書の花道。

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オーディンの鴉オーディンの鴉
(2010/04/07)
福田 和代

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小飼弾が大絶賛したインターネット・サスペンス小説。

それがこれ。

どんな小説なのかと、本の帯を読みこむとこんな内容が。

近々の閣僚入りを確実視されていた国会議員・矢島誠一は、東京地検が彼の家宅捜索を行う当日の朝、謎の自殺を遂げた。真相を探る特捜部特殊直告一班の湯浅と安見は、自殺の数日前から矢島の個人情報が大量にネットに流れ、彼を誹謗する写真や動画が氾濫していた事実に辿り着く。匿名の人間たちによる底知れぬ悪意に不安を覚える二人だったが、やがて彼らにも、犯人による執拗な脅迫が始まる……。


やばい。面白そう。
とくにネットというワードが気になる。

ろぐすけも一応、C言語のみをまぁまぁ得意とするエンジニアなので、どんなものか見てやろうじゃないの。

発行が2010年4月と結構新しめなので、最近のインターネットサービスも出てきそう。
(TwitterとかMixiなど)

ということで、早速読み込みましたよ。

では、行って参ります。

★★★

ただいます。

なんてこった・・・。
ここまでリアルだとは・・・。
小飼弾が絶賛するのも良く分かります。

内容は、帯にある通りです。

ミサイルの防衛システム関与する衆議院議員の矢島君が自殺。
調べるとインターネット上に個人情報や悪意のこもった画像が氾濫している。
不審に思った主人公検事の湯浅君とその部下の安見君が真実を暴きだそうとする。
そこで辿りついたのは「オーディンの鴉」と呼ばれる組織。
オーディーンとは北欧神話の最高神。
肩にフギンとムニンと名付けられた鴉が二羽止まっていて、世界中を跳び回って情報を集めてくるので、オーディンは世界中の情報を得ることができる。
その謎の組織は、あらゆる情報にアクセスする事が可能。
しかし、「オーディンの鴉」の存在を知ったところで、彼らから警告が発せられる。
白血病で入院している娘の写真が無記名で実家に送られてきたのだ。
沸騰する血。激しく踏みしめる大地。軋む奥歯。
家族を守るため、眠れる修羅が今目覚めようとする。


(最後ちょっと誇張した。)


では感想をば。

【現実路線が良いよね】
インターネット社会を舞台にして、実現可能な範囲で攻撃するところが良いです。
インターネットを舞台にした小説やマンガ、映画などでは主人公が簡単にパソコン等に侵入する風景が描かれていますが、現実的にはそれはありえなくて、実際はもっと時間がかかる地道な作業なのだそうです。

そういった背景をうまく事件に絡ませて、納得させ、その前提のもと行動や推理するところに、著者のこだわりが感じられました。
これを、現場そのままに現実的なことばかりを並べると、驚きが少ないので感動は生まれません。
ですから多少の脚色は必要なのでしょうが、この作品ではそういった現実路線を走りながら、かつ驚きを与えるような内容になっていたと感じます。

あと、期待通り、TiwtterやMixi、2ちゃんねるなどのインターネットを基盤とするサービスが出てきました。
これだけで若干テンションアップです。
新冊ではこういった時事ネタが出てくるのが良いですね。
面白いです。


【心の中を表現する方法が上手だよね】
主人公の湯浅くん視点で物語は進むのですが、とにかく心情が上手に描写されていたと思います。
特に、緊急時や決断を迫られたとき、何かを追いかけているときとか、主人公の心の声といいます、そういった部分を読み取れたのが良かったです。

湯浅くん、検事という役職ながら、かなり弱い部分をあわせもっています。


【オーディンの鴉とは良く言ったものだ】
ゲーム好きな人なら「オーディン」と言えばあの人ですよね。

剣を持ってるあの人。
ザコきゃらなら即死効果を持っているあの人。
ボス戦だと使えないあの人。

そう斬鉄剣のあんちくしょこと、FFシリーズの召喚魔法で出現するオーディンです。

そのオーディンの肩に止まっているフギンとムニン。
こいつらを揶揄したタイトル。
内容もそれに相応しい内容。
良くこのタイトルを思いついたなと感心します。
まさにタイトル勝ちです。

★★★

それでは、まったねー!

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