[秀才★★★★☆] 「日本の大問題が面白いほど解ける本」高橋洋一著 - 読書の花道。

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[秀才★★★★☆] 「日本の大問題が面白いほど解ける本」高橋洋一著 はてなブックマークに追加

日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)
(2010/05/18)
高橋 洋一

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難しい。

これはきっとあれだな。

したり顔して的はずれな経済論調を唱える人に向けた本だな。

だって、内容が難しいんだもの。

それもそのはず、この本の著者である高橋洋一氏は経済学者でもあり、元官僚(財務省)。

さすがだぜ、読者を限定しています。

少なくとも、簿記とか会計についての知識がないとついていけないかもしれない。

毎月たくさんの本が出るこの世の中で、一回読んで理解出来ない本は、はっきり言って価値がないかと。
あ、ごめん、言い過ぎた。

ろぐすけにとっては、あまり必要のない本という意味です。さーせん。


そんな中で、興味深かったのが「負の所得税」と言うやつ。

ノーベル賞学者で新自由主義の旗手であるミルトン・フリードマンが提唱。

この負の所得税とは、マイナスの所得税ってことらしい。

何のこっちゃ。

どうも、本来税金として納めないといけない所得税が”マイナス”ということは、逆に政府から給付金が賦与されるということらしいです。

以下本書からの抜粋。

所得の高い層は、所得税率の軽減があれば、減税になって恩恵を受けることが出来ますが、所得が課税最低ラインより低く、税金を収めていなかった低所得層にはこの恩恵はありません。


確かに確かに!
竹中平蔵も同じことを言ってた。
だから定額給付金とかばらまくしかなかったんだよね、って言ってた。

そこで、課税最低ライン以下の人は税金を収めるのではなく、マイナスの税金、つまり給付金をもらうと考えれば、図1(http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-928.html)のように、課税後の所得が課税最低ラインのところで屈折するのではなく、綺麗な直線が描けます。



なるほど。
低所得者にお小遣いをあげて、最低所得ラインまで引き上げるってことね。

でもそしたら、働かない人増えそう。
努力しなくてもお金もらえるんだから。

実際の所得とこのラインとの差額を一定割合で給付する。これが「負の所得税」という考え方です。
しかし、これをそのまま実施したのでは、所得ゼローすなわち職につかず労働していない人がかなりの給付を受けることになってしまうため、フリードマンがこれを提唱した48年前には政策として採用されることはありませんでした。



やっぱり。
同じ問題に辿り着くのね。
これは致し方ない。
人は基本的にだらけきる性質を持ってますからね。

あれ、まだ続くの?

この問題を解決したのがアメリカの給付付き税金控除精度ってやつ。
1975年の制度らしい。
その方法とは職に就くことを税額控除の必要条件としています。

この給付付き税額控除制度を導入している国には、カナダ,イギリス、フランス、アイルランド、ベルギー、ニュージーランド、韓国などがあり、とくにブレア政権下のイギリスは成功例として高く評価されています。



なるほど、なるほど!
働かないとお小遣いあげないってことね!
これなら、ニートとかプータローなど「働いたら負け」と考えている人には無駄金あげなくてもすむね。

この政策は良さそうですな!
日本で導入しないのはなんでだろう。

しかし、この制度の導入には書かせないインフラがあります。
それが、社会保障サービスと保険金や年金、そして税金を一体的に管理する社会保障個人勘定です。



なるほど。
国民にID振って管理する国民番号のアレが必要なのね。

日本では個人情報がどうのこうのと反対する輩がいるのでまだ完全に実現出来ていないやつ。

あれ?どうもこの国民番号にはまだ更に恩恵があるみたいですぞ。

これにIT技術を活用すれば徴収と給付の実務は格段に効率化し、現在もなお進行中の年金の不祥事のような問題はなくなります。
さらに恩恵があります。
この鋼材は政府が国民一人ひとりに発行し、銀行で管理します。
そのなかで個人にとっての「出」である税金、保険料を全て記録するとともに、個人にとっての「入り」である還付金や年金、給付金も記録するので、国民一人ひとりが常に自分の状態をチェックできます。


ふむふむ。

さらに、メリットとして、「給付付き税額控除制度」を実施する際、所得をこの口座で管理できることにより、ほぼ自動的に定額や給付の割合が決まることです。これによって行政の事務作業が大幅に軽減されるだけでなく、日本の生活保護のように役人の裁量が入る余地がなくなります。これは非常に大きな行政改革となるはずです。


良い事づくしですね。
まぁ、当然といえば当然。
これまで国民を特定する「キー」がなかったですからね。
そんな状態で同じようなサービスをしようとすると、とんでもなく複雑になるし、仕様変更や保守も大変。
これが1つのキーで管理可能になることで、あらゆる可能性が増えた。
だからサービスが向上する。

じゃぁとっとと導入して欲しい!
けどそこには障害が。

日本では、これまで納税者番号性、社会保障番号性については各種の反論があり、なによりも政権党であった自民党が反対していたので実現しませんでした。
また、左翼系知識人と呼ばれる人々からも「恐るべき管理者下位」などという言葉で攻撃されてきました。しかしその実態は、自らの所得を把握されたくない人々に都合の良い盾を提供する結果になっているのです。

わたしは「社会保障個人勘定」の構想を進めていけば、社会保険庁と国税庁は統合されると考えていますが、厚生労働相がもっとも恐れているのはそのことです。つまり、年金資金が財務省の管轄に鳴ることを何とかして回避したいのです。その立場から、当然厚生労働相もこの制度には反対です。

日本終了のお知らせです。

くっそうぅぅぅ!

既得権益を必死に守ろうとするくウンコマンどもって何なの?

お先真っ暗です、と思いきや、

しかし、「給付付き税額控除制度」は民主党も推進すると言っています。自民党も遅ればせながら、賛成のようです。そうなれば、多くの国民があらためて「社会保障個人勘定」を評価しなおすのではないでしょうか。


おぉ!!
民主党、ここだけはガンバレぇ!

★★★
これからは、「負の所得税」、「給付付き税額控除制度」、「社会保障個人勘定」というワードは要チェックですな。

さいなら。
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