[秀才★★★★☆] モダンタイムズ (伊坂幸太郎 著) - 読書の花道。

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ゴールデンスランバー死神の精度で一気に伊坂幸太郎ファンになったろぐすけ。
続いて手にとった伊坂幸太郎作品はこちら。
モダンタイムス (Morning NOVELS)モダンタイムス (Morning NOVELS)
(2008/10/15)
伊坂 幸太郎

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そう。

モダンタイムズ。

540ページにも渡る超大作。
漫画雑誌、週刊モーニングで連載されていた作品なのだそうです。

まず、キャッチフレーズに惹かれた。

「検索から、監視が始まる。」



続いて、この帯の内容にセンスを感じた。

『岡本猛はいきなり現れ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る(いぶかる)。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く(うそぶく)。「人生は要約できねぇんだよ」
永島丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」』



これは読まないといけない。そんな気がする。

ということで、
読みます。
行ってきます。


★★★

長い!


ぶふぁー。540ページなげー!!
読み終えるのに二週間くらいかかったー。
でも、そのうち半分は4時間ほどで読み終えたよ。

とにもかくにも、長いです。さすが大長編。
しかし、その内容のどこにも無駄な部分がなく、密度の濃い大長編になっていると思いました。

近未来的なお話


本作品は、今から数十年後くらいの時代を描いた作品で、”現代”を”過去”として紹介されてました。
現代から派生したパノラマワールドです。

その時代では、雑誌は全て電子化されたり、音楽もデジタル、ビデオもオンデマンド。まぁ、それは今でもそうか。

政治・法律では、憲法改正、国民投票が行われたそうです。
あと徴兵制も導入されてました。

そんな時代のお話です。

嫁さんかっけー△


主人公は渡辺拓海というシステムエンジニアです。
その人の奥さんは佳代子と言う女性なのですが、とにかく破天荒です。
そして超お強く、冷静沈着。

この小説は、冒頭から主人公が拉致された後から描かれています。
椅子に座り、両手・両足をロープで縛られる。
目の前には髭の屈強な男。
これから始まるのは、そう、拷問。

何に対する?

浮気調査のためなんです!

ネタばれになるのですが、奥さんはかなり嫉妬深く、浮気を良しとしません。
もし浮気の兆候が見られたら、こうです。こう。
闇の男に頼んで拉致、拷問です。

目の前にいる男は、妻から雇われた傭兵みたいな人なんですって。

この主人公の渡辺君は、過去にも拉致られた事があるのですが、その時も浮気が原因でした。濡れ衣だったらしいのですが腕を骨折したそうです。

こんな、かなり破天荒な妻で、後半の後半までは面倒臭いキャラだと思っていました。
しかし、終盤も終盤、クライマックスで見せてくれました。

とんでもなくカッコよすです。
この部分でおくさんのはファンになった人は多い事でしょう。
ろぐすけもその一人。

いやー、爽快でしたなー。

店内や社内で携帯電話を使うことがいけない理由


心理学的な話です。
妻の佳代子が言ってたんですけど。
また、本編とは関係有りませんが。

以下のやりとりに感動しました。
なるほどと唸ってしまって思わずブログに載せちゃいます。


佳代子「店内や電車内で会話をするのは問題ないのに、携帯電話で喋ってると煙たがられるでしょ?どうしてなのか、分かる?」



大石「昔はペースメーカーが誤作動する、とか言われてましたよね。」


拓海「やっぱり、携帯でしゃべっていると、自然に声が大きくなるからじゃないか?」



佳代子「今じゃもう,携帯電話はペースメーカーに影響を与えないようになっているでしょ。でも、それでもまだみんな不快に思ってるわよ。それから、普通の会話程度の声の大きさで喋っていたとしても、まわりはイライラするのよ、きっと」



佳代子「あのね、普通の会話と、携帯電話の会話の違いは何だか分かる?」



佳代子「携帯電話はね、しゃべっている二人の片方の声しか、まわりには聞こえないのよ」



拓海「そりゃ電話なんだから、電話の向こうの声は分からないだろ」



佳代子「何だかんだ言って、人って、まわりで聞こえる会話に耳をそばだてちゃってるわけ。意識しないでも。で、それが自分にとって関係ある話なのか、面白い話なのか、自分の悪口ではないか、判断をしてるの。ただね、携帯電話だと片方しか聞こえない。こっちで喋ってる人の声しか聞こえなくて、電話の相手の発言は分からない。会話の全貌が分からない。そうすると、自分が蚊帳の外に置かれている気分になるわけ。疎外感よ。それがね、人を苛立たせるの。なまじ、片方だけ聞こえるだけに余計に気になる。



はい、佳代子奥様に拍手。
彼女のおかげで、また一つ問題が解決しました。
そういうことだったのですね。
確かに、普通の会話はOKで携帯電話がNGなのは説得力ないですよね。

★★★

そうそう、本作は2005年に伊坂幸太郎が書いた「魔王」という作品の続編なのですって。
他のブログとか読書メーター見ると、魔王を見てからこの作品を読んだほうが良いです、とたくさんの人が言ってた。
ナンテコッタイ。

悔しいので、次は魔王を読んでみようと思いました。

それでは、また。
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