[面白い★★★☆☆]心霊特捜(今野敏 著) - 読書の花道。

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大好きな今野敏先生の一風変わった作品を見つけました。

これまでの今野敏先生の本は、警察の現場を舞台とし、地道な調査で犯人を追い詰めるといった作品だったかと思います。

しかし今回は一味違いました。

心霊特捜心霊特捜
(2008/08/19)
今野 敏

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なんと、心霊モノです。

ベースは警察モノなのですがそこに心霊現象が入ってきます。
というかそっちがメイン。
警察が絡む不思議な事件に乗り込む心霊特捜班。
一般人には見えない霊を感じ、そこから事件解決に導くといったストーリー。

では人物の紹介。

番匠警部・・・・R特捜班班長。背広はヨレヨレだが統率力◎
数馬主任・・・・古神道伝承者。細身だが眼光鋭く迫力満点。
鹿毛巡査・・・・実家いあ密教系の寺。皮肉屋のパンクロッカー!
比謝巡査・・・・沖縄出身のノロ。桁外れにマイペース。紅一点。
そして
岩切大吾・・・・県警刑事総務課所属で、R特捜班との連絡係りだが怖がり。



この中で霊感があるのは、数馬、鹿毛、比謝です。

番匠警部はただの人です。

が、何ごとにも動じない胆の持ち主です。

そんなお人だから現実離れした部下を率いれるのでしょう。

岩切大吾は、現実離れした世界で一般論を言える貴重な存在です。

本作でも、一般人としてしっかりと仕事をこなしてくれました。

一番好きなのは最後のシナリオ「人魚姫」ですなぁ。

そうそう、この作品、短編集なのですぐ読み終えれます。
また、入り方も秀逸で一度目を通したら最後、最後まで読まないと気が済まなくなります。

いや、さすが今野敏すよ。

それでは、各ストーリーについてちょろっとだけ紹介します。

死霊のエレベーター


幽霊が出るというエレベータで人が死にました、というお話です。
被疑者は心臓に疾患を持っており、高血圧でもありました。
そのため、お化けが出たからショック死したのだろう、というのが当初の見方でした。
しかし、R特捜班が来てから意外な展開を見せます。
心霊特捜を読む上で、登場人物のキャラや役割を知る大事なストーリーとなっています。

目撃者に花束を


「いつも同じ夢を見る。しかも具体的に。」


そんな悩みを持った巡査管がR特捜班にやってきました。

当初は、まぁ夢なんてそんなもんだろう、と片付けようと思っていました。
しかし、その巡査管はこう言いました。

「夢で見た場所を見つけました。ここです。」



それは、1年前の殺人事件の現場の写真でした。

ここから、その巡査管も巻き込んだとんでもない結末を迎えます。

本作いちばんの感動作品かも。

狐憑き


女子高生が何者かに殺害されました。
携帯電話にはある女子高生からの着信履歴が。

調べると、その女子高生は殺害された女子高生にいじめられていたようです。

動機も十分、状況証拠も有り、あとはアリバイだね、と思ったら何とその女子高生には完全なアリバイがありました。

その時間には狐に取り憑かれ、蔵で霊媒師からお祓いをされていたそうです。

ヒロイン


ある有名な演劇にて二件の事件が起きました。
1件目は、ヒロインが突然倒れてきた舞台セットの下敷きとなり死亡。
2件目は、緊急登板したヒロインにまたしても突然倒れてきた舞台セットに足を挟まれ、長期療養を余儀なくされました。

これは霊の仕業かも、というのが県警の考えです。
そこで呼ばれたのがR特捜班。

ここにも幽霊の影があります。

魔法陣


ある小太りのおばさんが訪ねてきました。
訪ねてきた理由を問うと、悪魔祓いをして欲しいという事のようだ。

もう少し詳しく聞くと、小太りおばさんの親戚の子供が魔法陣を使って悪魔召喚をしたとの事。
悪魔召喚をしたのは全部で4人。
その内3人が不慮の事故にあった。(死んではない。)

次はその親戚の子供の出番ではないか、というのがもっぱらの小太りおばさんの悩み。
だから悪魔祓いを早くしなさいよ、というのが小太りおばさんの願い。

さて、どのような結末を迎えるのでしょうか。

人魚姫


ラストに相応しい作品。

主人公(?)の岩切大吾は最近気になる娘がいます。
それは、交通課の亜佐美。

競争率が高いそうなんだけど、可愛くて胸がドキドキするのだからもう止まらない、やめられない。

そんな亜佐美からある相談を持ちかけられた。
それは、交通課管理のある地点で交通事故が多発している。
一度霊視してもらえないか、というお願い。

どうせ暇なので、ということでR特捜班はその現場に向かう。

そこで岩切大吾はあるキレイな女性を見かけた。

ここから岩切大吾の性格が激変してしまう。
好きだったはずの亜佐美にも辛くあたる始末.

いったい、岩切大吾はどうしてしまったのでしょうか。

★★★
とても面白い作品ではありましたが、残念な部分もありました。
それは、数馬と鹿毛の立ち位置についてです。
二人共、キャラというか役割がかぶっている部分があるのですね。
これ、もう少し役割分担させたほうが良いのではないかな、と思った次第です。
一人減らしたらダメ?

あ、そう。

それでは、また。
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