[秀才 ★★★★☆]日本でいちばん働きがいのある会社(和田章 編著) - 読書の花道。

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日本でいちばん働きがいのある会社日本でいちばん働きがいのある会社
(2010/09/17)
Great Place to Work(R) Institute Japan 和田彰

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働きがいのある会社とは?


 従業員の事を思いやってくれる会社、従業員が企業を創る会社、理想です。そういった会社は働きがいがあると思います。

 Great Place to Workという会社が世界44カ国、3800社の従業員に働きがいについて調査を行いました。その中で日本企業で一番となった会社があります。それは「ワークスアプリケーションズ」という会社でした。

 そもそも、働きがいを感じる上で最も重要な要素は何でしょうか?著者はこう言います。経営者・管理者への「信頼」だと。

 信頼を構成するものに「信用」「尊敬」「公正」「誇り」「連帯感」があります。これをまとめると、働きがいのある会社はこのように説明できるそうです。

「従業員が、勤務している会社は経営者・管理者を信頼し、自分が行なっている仕事に誇りを持ち、一緒に働いている仲間と連帯感がもてる会社」



2010年度 働きがいのある会社 ベスト10


2010年度の働きがいのある会社ベスト10はこのようになっていました。

1位:ワークスアプリケーションズ
2位:モルガン・スタンレー証券
3位:Plan・Do・See
4位:マイクロソフト
5位:シスコシステムズ
6位:アサヒビール
7位:サイバーエージェント
8位:ディスコ
9位:トレンドマイクロ
10位:日立ソフトウェアエンジニアリング

それでは、本書で紹介されている10社について軽く紹介していきたいと思います。

ワークスアプリケーションズ


 栄えある第一位になった会社、それがワークスアプリケーションズです。この会社は、ERP(Enterprice resouce Planning)という社内業務を統合的に管理して経営の効率化を図るパッケージソフトを開発・販売してます。

 この会社に働きがいがあるのは必然だとCEOの牧野正幸氏は言います。なぜなら、この会社の理念に共感できる人だけを採用してきたからです。応募者数が4万人いる中で、実際に入社したのは30人。その採用までのプロセスは単純な筆記試験・面接ではないそうです。

 ある難解な問題を提示しその問題を如何に取り組むか、その過程を見るのだそうです。その取り組み姿勢を従業員の中でもトップクラスの実績を持つエンジニアやコンサルタントが巡回し細々とチェックします。そのおメガネに適った人だけが企業から入社パスを渡します。入社パスを受け取った人は3年~5年の間であればいつ入社してもOKという事になるそうです。

 入社パスをもらった人みんなが入社するとは限らなくて、他の企業に移るという人もいるそうです。こうして企業を気に入っただけが入ってくるそうです。

ワークスアプリケーションズ

Plan・Do・See


 Plan・Do・See(略してPDS)という会社は結婚式のプロデュースとレストラン、ホテルの事業開発運営を行なっている会社です。この会社は「連帯感」というカテゴリで最高の評価を獲得しました。

 まずこの会社は面接からして普通と違います。最低でも1時間の面接を4,5回かけて行うそうです。その時、間違っても入社動機を聞くことはしません。なぜならその動機内容はPDS向けに作られた動機の可能性があるためです。そのため、面接ではまずその就職向けに作られた鎧を脱がせるところから始まるそうです。そうして少しずつ皮を向いていき、その人の本当の姿が見えてからこの人はPDSに向いてるかどうかを見極めるそうです。

 どうして連帯感で最高の評価を得られたのかというと、それはこの「ありがとうカード」にあったんじゃないかと思いました。

 ありがとうカードとは、半年に一度「ありがとう」の気持ちをカードに書いて相手に届けるというものです。このカードは半年に4枚しか従業員に配られないものですから大変貴重です。書く方も受け取る方も。これが社員間のモチベーションを上げたり連帯感の向上に繋がっているのではないかと思いました。

 ちなみに、このありがとうカードは社外の人に対しても年に1枚だけ「ありがとうカード」を贈るという事を実施しているそうです。こんな実話がありました。

 いつも暑いなか、Tシャツ一枚で、あちこちにビールを納品してくれるお兄さんに、このカードが届きました。すると彼は、Tシャツで汗だくになりながら納品し終わった後、自分のトラックに戻ってYシャツに着替え『こんな大層なものをいただきました。ありがとうございます。これからも一生懸命やらせてもらいます。今後ともよろしくお願いします』と涙ながらに頭を下げたそうです。この本でこの話が一番良かったです。


。o 0 O(イイハナシダナー)

 ろぐすけ、3ヶ月前くらいに結婚式を挙げたのですが、こちらの会社にお願いしたかったなー、と思いました。

Plan・Do・See

サイバーエージェント


 インターネットサービス大手のサイバーエージェント。この会社の社長さんは奥菜恵の元旦那さんでした。
 
 そんなサイバーエージェントはその昔、退職率が30%にも達したことがあったのだそうです。ブラック会社でもここまで退職率大きくありません。何があったのでしょう。それはお金でつながれた関係が関係するそうです。

 退職理由の一つが、中途採用の管理職と生え抜きの部下社員の対立が挙げられるそうです。そこで、結束感を高めるために総額7億円の株を従業員に配りました。しかしこれが完全な凶でした。ますます退職者数が増えたそうです。

 さーせん、もうどうすれば良いかわかりません、ということで1泊2日の役員合宿が行われました。ここで初めて役員たちは腹を割って話せたそうです。この合宿の話し合いの結果、8つの人事強化方針が打ち立てられました。
 ①現場の声を拾う会議体の開催
 ②ビジョンをひとつに絞る
 ③価値観の明文化
 ④社内報の強化
 ⑤社員総会および社員表彰の強化
 ⑥部活動支援制度の開始
 ⑦新規事業プランコンテストの開始
 ⑧マッサージ費用補助

 この内、⑧以外は今でも実施されているそうです。⑧が無くなったのは就業時間中に会社外のマッサージ店に行くのは気が引けるという理由から。その代わりとして社内にマッサージルームを設け、月二回まで無料にしたそうです。
。o 0 O(イイ会社だなー)

 ろぐすけが一番好きなのは③の「価値観の明文化」のやり方でした。そのやり方とは、トイレにあります。

 まず全従業員にリッツカールトンのクレドのような小冊子を配りました。この小冊子にはこのように書かれています。
※ クレドの説明についてはこちら=> クレド

「行動者のほうが、カッコイイ」
「したり顔の評論家よりも一生懸命な行動者のほうがあるべきサイバーエージェントの社員の姿である」

 こういった内容の言葉がトイレにも書かれています。これがろぐすけが好きなところなのです。

 え?何だそんなの普通じゃん、ですって?

 違います、その書き方が秀逸なのです。

 なんと、トイレの鏡越しに逆文字にした会社のビジョンが書かれているのです!スバラシイーー!!

 多分意味不明だと思いますので、実際に見てもらったほうが良いと思います。こちらのブログに写真付きで解説がありましたのでどうぞ。
サイバーエージェントの広報さんのブログ

サイバーエージェント

株式会社 ディスコ


 株式会社 ディスコは日本のお家芸、ミクロの世界で切る・削る・磨くという精密加工装置、そして底に取り付ける精密加工ツールを提供する企業です。

 こちらの会社はある天才的な法則を見つけました。それはこちら。

『高い従業員満足が、高いお客様満足を支える』

 お客様満足度が、従業員満足度以上にはならない。であれば従業員満足を底上げすることでお客様満足も上げられる、そう考えたのです。なんというこの世の真理を付いた法則でしょう。さらにこれを実践するなんてすごい会社です。

 『成長の循環モデル』というモデルがあります。これは、MITのダニエル・キムという教授が提唱したもので「関係の質が高まる→思考の質が高まる→行動の質が高まる→結果の質が高まる→関係の質が高まる」の成長サイクルを好循環させるモノです。
 そのため、ディスコではまずは関係の質を良くしましょう、ということで様々な事を試しているのだそうです。

株式会社 ディスコ

株式会社 堀場製作所


 こちらの会社は上位25位には入っているものの10位外です。しかし本書で取り上げられてました。10位以内でも紹介されない企業がある中、なぜ10位外の企業が紹介されているのだろう、と思うでしょう。しかし読めば分かります。

 ろぐすけランキングだったらこの会社が1位です。それほど働きがいを感じさせる、暖かみのあるスバラシイ会社だと思いました。

 まず創業者の堀場雅夫という人物が豪快でした。
 社是が「おもしろおかしく」ですから。

 この社是の由来はこんなところから来ているそうです。

「人間というものは、数多くの精子のなかからただひとつが卵子と出会い生まれてきたんや。これは100兆分の1の確率だ。そんなすごい確率の中で生まれてきている人間やから、人生面白くないといかんやろ。1日の大半を過ごす場所が、『おもしろおかしく』なくてどうする。それでは会社として従業員に申し訳ない。」



 また、こちらの会社は日本一宴会が多い会社としても有名なのだそうです。その1つがバースデーパーティ。月に一回、役員、社長がホスト役になり、その月生まれの社員を集めてパーティーを開くそうです。その席では管理職は入れません。一般社員と役員のみ参加なのだそうです。その席で、役員は現場の生の声を聞けて会社の本当の現状が分かるという事です。

 ちなみに、堀場製作所の人たちは自分たちのことを、ホリバリアンと呼ぶそうです。愛がありますね。

 こちらの会社が他の働きがいを感じさせる会社と決定的に違うのは、向いてる方向だと思いました。一般的な企業は、従業員の働きがいを上げるのも全て会社の利益に繋げるためだと思います。向いてる報告は利益です。これは企業なら当たり前の考え方で悪い事とは思いません。

 しかし堀場製作所は違います。まず「おもしろおかしく」があります。「おもしろおかしく」は人の主観的な考え方で、人の方向を向いてます。そこを追求しろと言います。その上で利益を上げてちょうだい、という事なんだと思います。

堀場製作所

★★★
他にも良い会社いっぱいありますけど全部紹介しきれませんでした。
しかし、この本を読んでやっぱ仕事はいいなー、とやる気をもらえた気がします。
こういった会社がもっと増えれば、幸福度は間違いなくあがると思います。

それでは、また。
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