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考える力が身につく 哲学入門考える力が身につく 哲学入門
(2010/11/06)
畠山 創

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哲学とは?


 哲学ってそもそも何だろう?

 そういう疑問が昔からありました。その答えが「はじめに」に書いてあります。

 哲学にとって大切な事は、「~である」という事実よりも、「なぜ~なのか?」という根拠を考える作業の中にあります。
 つまり、特定の答えを出すことではなく、「考えること」自体が目的なのです。
 「なぜ~なのか」と考えることで、曖昧だった世界がクリアになる。そして、そこにある根本的な問題を発見し、解決の方法をスムーズに探せるようになる。ーー1年間で大きく成長し、考える力を身につけていく学生たちの姿を見ていると、哲学にはそんな効果があるのだと日々実感しています。



 哲学って答えがでないような事を議論するじゃないですか。「なぜ人を殺してはいけないのか?」とか。だからとても難しそうに見えます。しかし、これは難しいことじゃないと「考えること」が長続きしないからなんですね。

 例えば科学的にすでに答えが出ているような事を議論するとするじゃないですか。すると、そこには答えがあるので、答えが出ちゃうと考えることが止まってしまいます。これだと哲学じゃないのですね。

 哲学は延々と色んな角度から色んな視点から考え続けることが目的なので、だから議論しても答えが出ないような事を議題にするのです。きっと。

本作の紹介


 こちらの本では、古代(ギリシャ)、近代(17世紀とか)、現代(20~21世紀)、東洋の哲学について紹介されてました。

 以前読んだ「パラドックスの悪魔」でもそうでしたが、またしても発祥の地はギリシャです。古代ギリシャ人て暇で暇でしょうがなかったそうですから、考える事で時間をつぶしていたのです。

 以下は、各時代で活躍した哲学者と必死こいて考えてたことです。

<古代について>
 ソクラテス:「よい」とはどういうことか?
 プラトン:「完全な三角形」はどこにあるか?
 アリストテレス:「ちょうどいい」が一番いい?

<近代について>
 デカルト:「疑うこと」で何が見える?
 カント:人を殺してはいけない「理由」はあるか?
 ヘーゲル:何が歴史を動かすのか?

<現代について>
 マルクス:働くことが人間をつくる?
 ニーチェ:生きることに意味はあるか?
 ロールズ:すべての不平等をなくすべきか?

<東洋の哲学について>
 ブッダ:あなたがいるから私がいる?
 西田幾多郎:「私」が「それ」を見ているのか?

「我思う 故に 我あり」


 これは、デカルトの格言です。何を当たり前の事を、と思うかも知れませんが、この哲学には次のような背景があるそうです。

 デカルトは「絶対にこれだけは確実」というものをを見つけようとしました。でもいったいどうやって見つけようか。そうして辿りついたのが「方法的懐疑」でした。これは、疑いの余地があるものをどんどん排除していき最後に残ったものが「絶対に確実なこと」だと思ったのです。

 ですが、この方法的懐疑はかなり難しいです。何しろ眼に見えているものや、触れてる物、自分の身体そのものが「絶対に確実なこと」とは証明できません。終いには「1+1=2」や「三角形の内角の和は180度だ」という数学・幾何学の真理まで疑っちゃうのです。神様が騙しているのかもしれない、といった具合に。

 ここまでいくともう病的です。全てが疑わしくなりました。うんうん疑っていると、はっと気付いたことがありました。

 「あれ?この何でも疑っている自分の事は疑えないんじゃないんかな?」

とね。つまり、自分が疑っているという事実は疑いのないことという事です。

これが有名な「われ思う、ゆえにわれあり」という思想なのだそうです。

★★★

 哲学は難しいように見えるけど、ようはずっと考え続けたいから難しいことを議題にしているだけなのです。きっと。簡単に出る答えなら哲学とは呼べません。多分。

それでは、また。
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