[天才 ★★★★★] 最強国家ニッポンの設計図(大前 研一 著) - 読書の花道。

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最強国家ニッポンの設計図最強国家ニッポンの設計図
(2009/05/29)
大前 研一

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天才爆発!すごいぞ!大前研一!!


 もはやぐうの音も出ません。

 本気で日本を立て直すことが出来る本です。

 机上の空論ではありません。保守・改革、どちらの人も納得できるとんでもない一冊となってます。誰でも出来ます。ひとりの天才や、カリスマがいなくても、日本という国家をこの本通りに進めるだけで、最強国家が出来上がるのです。

 疑問なのは、こんなすごい本ですから、官僚や政治家も読んでいることでしょう。しかし、なぜこの本のとおりに政策を行わないのか。すごく疑問に思います。

 もしかして、やりたくてもやれないような裏の事情ってものがあるのではないかと勘ぐりたくもなります。

 ではでは、大前研一氏が考えるニッポンを最強国家にする方法を各章をまとめながら簡単に紹介していきたいと思います。

序章 日本は最強国家になれる


 まず人材を育てるところから開始します。そのために国家レベルのシンクタンクである「株式会社 ザ・ブレイン・ジャパン(TBJ)」を作りましょうとありました。

 TBJの目的は世界を見据えて日本の長期的な問題点に対する抜本的な解決策を出すことです。年俸2000万円で若い人材50人くら集め教育し世界レベルで考えられるレベルの人材を創る。その人材は5年ごとに入れ替わり、TBJを出た人材はそれぞれ他の会社で活躍するという構図です。


第1章 「年金と税金」で国民の「安心と意欲」を作り出せ


<年金について>


 このまま行くと、2015年に年金は崩壊するそうです。てことで、その前に「新2階建て方式」に移行せよ、とありました。

 して、その新2階建て方式とはまず一階の「基礎年金部分」は税金で賄いましょう。で、二階の部分は民間にまかせましょう、とありました。
 (基礎年金は国民年金・厚生年金を払ってる人がもらえる年金です。)

 ちなみに、これは100%の回答ではなくて、基礎年金はもう税金でもどうにもならないそうです。ですから、所得税や相続税を減税するから多くの人に辞退してもらう必要があると言ってました。

 次に、二階部分については民間に毎月一定額を年金積立してく方法です。これは今でもあるかもしれませんが、旧二階部分は厚生年金です。なのでちょっぴりの利回りじゃやってけません。
(国民年金だけ払ってる人は二階部分はもらえない)

 そこで、大前研一から4つの長期資産運用の技が紹介されてました。

(1)確実に儲かる国を選んで運用する
(2)シンガポールの国家ファンドみたいにプロジェクトマネージメントをする
(3)通貨分散する
(4)年金資金を投資して 海外に高齢者タウンや介護タウンを経営する

 ちなみに、(1)に該当する条件は、人口がある程度多く、平均年齢が比較的若く、国土に人材か天然資源が豊富で、長期的に衰退する確立が低い国ですって。
 具体的には、先進国ではオーストラリア、カナダ、新興国ではトルコ、ブラジル、インドネシア、途上国ではカザフスタンやナイジェリアなどが良いのですって。

<税金について>


 その国の特徴にあった税制を取る必要がありますと。
 日本は少子高齢化です。なので、国民の給料というフロー(毎月入るお金)に課税してどうすんだこのバカちんがー!!と。

 やるならストック(資産とか貯蓄)に課税するのが合理的ですよ、とありました。

 じゃぁどうするのかというと、まず「所得税・法人税・消費税・相続税・贈与税」を撤廃。
 続けて「資産課税・付加価値税」を導入せよ、ハヤク!ハヤク!です。

 日本には課税対象となる資産には約3300兆円もあるのですって。土地とか建物とかその他もろもろ。その資産に1%でも課税したらあっというまに33兆円も転がってきます。

 次に付加価値税ですが、付加価値税は価値が発生する段階で課税する税金です。例えば、1万円の木材を仕入れて本棚を作り、それを2万円で売れば1万円の価値が生まれます。この1万円に課税しましょう、というのが本作戦です。

 付加価値はイコールGDPに課税されます。なので、現在500兆円あるGDPなら消費税と同じく5%かけたら25兆円ほど税収が入りますよ、とありました。
 
 これで合計58兆円の税収が入ります。現在の国税収入の1.5倍なので、難しいことしなくてもOK、これだけで十分な税収が入りますよ。

第2章 経済を復興し、産業を興せ


 長期的に日本経済を支えるために必要な戦略。それがこれだ!

「エネルギー大国ニッポン」

どんなエネルギー?


 日本の強みとなるエネルギーはこんなのです。
●原子力発電所
 世界で造れるのは日本の3社と仏の1社のみ
●太陽光発電
 光電変換素子の開発で世界一位のシャープ、2位の三洋電機、京セラ、矢崎総業が続く。量的にはヨーロッパや中国に抜かれたけど、必要技術は全部押さえてます。
●地熱発電(地下の熱をエネルギーに変えるシステム)
 国内に18箇所ある。火山国である日本の地熱発電は世界で第三位とのこと。アイスランドとニュージーランドが先行している。

しかし、こんなものは序の口。最有力候補は実はこれなんだな。

「藻」

 この藻から油を生成する研究が進められているそうです。(by デンソー)

 実は日本にとって、藻の活用はお家芸の1つです。クロレラとか水質浄化は発酵などの分野で色んな企業が研究してます。

 また、この藻も人工的に爆発的な量を生成することが可能なのだそうです。土地は狭い日本ですが、海面積は世界7位です。地の利も抜群、技術は文句なし、さらに効率よくエネルギーを使う技術については、他の国に後ろ姿すら見えないくらい進んでいる日本がエネルギー大国になる日は近い、とありました。その他の技術も含めてね。

<農業について>


 農業は、海外で生産したほうが効率よいですよ、と膨大なデータを元に紹介されてました。
 また、食料安全保障は地域を分散する事でOKだそうです。さすがにその国と同時に戦争になることはないだろう、という国に分散するのです。これだけでOKです。

 ちなみに、日本が農業基盤の整備につかった金額は全部で75兆円だそうです。
 そのうち、第四次の基盤整備では14年間で41兆円も使ったとか。これだけお金があれば、世界中のメジャーな農地と穀物メジャーが買えたそうです。どんだけ日本の農業を守りたいねん、と。

<産業インフラについて>


 日本には貨物港湾が1000箇所以上もあるのだそうです。しかし、世界を見ると1国1港が普通なのですって。韓国は釜山に、台湾は高雄、オランダはロッテルダム、ドイツはハンブルク。アメリカでさえ4つです。どんだけ日本が作りすぎかという事が分かるかと思います。
 

<高齢者について>


 アメリカにはアクティブシニア・タウンという高齢者向けの街があるそうです。日本にもこう言うの作れや、とありました。

 アメリカでは、高齢になると住みやすい街に移り変わるそうです。その結果、医療や介護、サービスの企業が参入し雇用が生まれ、若い人材も入ってきて、気づいたら100万人の大都市になるそうです。

 アメリカにできて日本にできないわけ無いだろ、ということで、日本もそれをそのまんまパクッたればええねん、とありましたよ。日本の預金の半分以上は高齢者が持ってます。平均すると一人3500万円だとか。格差大きいにしても、こういう人たちが一箇所に集まったらとんでもない大きな経済区ができそうです。

★★★
 この本を読んで分かった事は、いくら有名でも、いくら肩書きが凄くても、いくら実績があっても、いくら完璧なグランドデザインを描こうとも、日本は変えられないという事です。だって、この本2009年に出たけど、現状何も変化ないですから。

 これはもう改革する派に回らないと何も変えられないという事ですね。本を書き、テレビやネットなどのメディアでいくら声を上げても、動かせないほど大きな壁。それが国家という者なのでしょうか。国民投票が実現したら、国民の力で国の方針を決められるのかな。

それでは、また。


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