[面白い ★★★☆☆]ソフトバンク 新30年ビジョン(ソフトバンク ) - 読書の花道。

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ソフトバンク 新30年ビジョンソフトバンク 新30年ビジョン
(2010/12/02)
ソフトバンク 新30年ビジョン制作委員会

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 2009年の株式総会でソフトバンクの総長こと孫正義はこう言いました。

 「来年の株主総会の場で、次の30年のビジョンを発表させていただきたい」

 創業当時の孫正義は大きく2つのビジョンを掲げました。
  ①マイクロプロセッサが人間の未来を一変させる
  ②売上を豆腐のように1兆(丁)、2兆(丁)と数える起業になる。

 それから30年後、この2つのビジョンは現実となりました。マイクロプロセッサは生活の至る所に存在しています。代表的なのが携帯電話やポータブルゲーム機。パソコンもそうです。

 ソフトバンクの連結売上は2.7兆円(2008年)を越える起業になりました。

 このように、孫社長はこれまで長期的に考えたことは大概実現してきたそうです。

 その孫社長率いるソフトバンクがこれからの30年をとても大きなスケールで語ってくれました。その内容は、大風呂敷に飛んでいますが、孫社長が「やる」と言った以上、実現することは「絶対」だと思います。

 ちなみに、この本にはDVDも付いてまして、プレゼンの映像も見れるようになっています。

本書の章構成


 本書は大きく分けて、「理念」、「ビジョン」、「戦略」の3つに分かれていました。

理念


 ソフトバンクの理念は非常にシンプルです。

 「情報革命で人々を幸せにしたい」

 この理念があるからこそ、Yahoo BB!のADSLでNTTに鋭い一撃を食らわせたり、iPhoneと独占契約することで、スマートフォンブームを作り上げました。

 この理念は、今後も変わらないそうです。

ビジョン


 新30年ビジョンを考えるといっても、どうもピンと来ません。一体どうなっているんでしょう。そういう迷った時は、なおさらもっと先を見よ、というのが孫社長の考えです。もっと多くを見れば、景色がより鮮明に見えてくるそうです。近くをみるといろいろ粗が見えますが、遠くを見るとそんなの誤差に過ぎないそうです。

 とういことで、考えようとしたのが300年後の世界です。しかし、300年後といってももっとピンときません。そこで、今から300年前はどうだったのか、という事を調べました。すると、300年前の庶民の平均寿命はなんと33歳ですって。

 300年後の世界では今と比べてこんな事になっているそうです。
  ●トランジスタ数=1該(京の次)の3乗個
  ●人々の平均寿命=200歳
  ●脳内コンピュータによりテレパシーが可能になる

 では、続いて30年後のお話です。30年後のコンピュータはこんな感じだそうです。
  ●CPUトランジスタ数 30億個 → 3000超個(人間の脳みその10万倍)
  ●メモリ容量      32GB → 32PB
  ●通信速度       1Gbps  → 3Pbps

 3万円端末に保存可能なコンテンツは、2010年で6400曲に対し、30年後は5000億曲にも跳ね上がるそうです。こうなったら、圧縮とかもう不要になりますね。ありがとう、MP3。

 そうした、爆発的に進化した時代で重要になるのは、クラウドコンピューティングだそうです。通信速度が爆速になった時代ですからね、PC内に情報を保存しておくのはもはや古いということになるのでしょう。HDDは無さそう。SSDはまだあるかな。こうした、クラウドが人類最大の資産になるとありました。

 では一体ソフトバンクは何を創るのかというと、特に何も作らないそうです。特定のチップメーカーや特定のサービスを提供する会社ではないから。

 ソフトバンクは世界中に生まれてくる最も優れたテクノロジー、最も優れたビジネスモデルを持つ仲間と一緒に同士としてやっていきたいと思っているそうです。

戦略


 大事な戦略のお話です。ソフトバンクの事業領域は情報革命ただ1つだそうです。そんなソフトバンクの戦略はパートナー戦略だそうです。株の出資比率を20%~40%持ち、一緒に成長していく。ソフトバンクが手伝えることは手伝う。そういうパートナー戦略だそうです。iPhoneを見ると、確かにそう思います。アップルに出資しているかどうかは分かりませんが、アップルをパートナーとして一緒に成長しているように見えました。

 ちなみに、51%以上出資すれば子会社にできて、自由にコントロールできるじゃん、と思うかもしれませんが、これには孫社長は反対なのだそうです。理由は、子会社にすると中央集権(ソフトバンクが中央)になって、大企業病(意思決定が遅い)になるからですって。

 ソフトバンクはこうしたパートナー起業を30年以内に5000社くらいにまで発展させたいそうです。現在はというと、すでに800社ほどいるそうです。

 心配なのが、30年後も孫社長がTOPで旗振りできるかどうかです。孫社長は現在52歳です。30年後は82歳でちょっと心配です。しかし、これも問題ありません。理由は、後継者を今から10年ほどの計画で育てるからです。その後継者は名づけて「孫正義2.0」

舞台裏


 この、新30年ビジョンの策定に2年間もの時間がかかったのだそうです。参加した人は、2万人のソフトバンクの社員、さらにTwitterの呼びかけでいろんな人の情報を取り入れたそうです。そうした中には残念ながら没に
なった内容もあるそうです。

 例えば、織田信長の戦略です。30年後の企業について考えるに当たり、織田信長の天下統一のプロセスを徹底的に調査したそうです。そうした調査の中で面白い発見がありました。それは、ある時期を境に領土の拡大が急成長したそうです。その境目をもっと詳しく調べてみると、『天下布武』という印鑑を使い始めた時期でした。天下布武とは、一般的に「天下を統一する」という信長の志をはっきりと形で示したものです。孫社長は、この事実を知ってこのように興奮したそうです。

「信長は『天下布武』というビジョンを眼に見える形で掲げてから急成長した。やはり明確なビジョンを掲げることは大切なのだ」と。


★★★
 30年後、ソフトバンクの売上は200兆円になっているそうです。今の1株の値段が70倍~80倍ほどになるそうな。ちょっと欲しくなりました。
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